ポルトガル代表の将来を担うとも期待された、リカルド・ヴァズ・テ。しかし、彼がプレミアリーグで味わったのは屈辱以外にの何物でもなかった。
2003年からボルトンに所属し、加入当初は出番もあってゴールも記録したが、度重なる怪我に見舞われたこともあり、ここ3シーズンは戦力として見なされることはなかった。そして、クラブが彼に突き付けた答えは、契約更新はなし。事実上の解雇宣告であった。
だが、ヴァズ・テ自身は気落ちはしていない様子で、クラブの判断を評価しつつ抱負を語った。
「ボルトンがこのような決断をしてくれて助かったよ。最後の3年間は本当にフラストレーションが溜まっていたからね。ただ、クラブ自体に対して不満がはないよ。素晴らしい時間を過ごしたというのも事実だからね。ただ、ここに居続けることだけはごめんだった」
「ここから新たなスタートを切らないとね。ここずっとネガティブなことばかり起きていたから・・・。新たな仕事場を見つけに行くよ。僕にチャンスを与えてくれるところね」
現段階では、交渉相手も見つからない状態のようだが、再起を祈りたい。