今季、故障者が続出したブラックバーンのDFラインの穴埋め役として、出場機会を得たフィル・ジョーンズ。
そもそも、アラーダイスが18歳のセンターバックを起用した理由は、「抜擢した」というよりは、手駒が不足した状況下で彼を起用せざるを得なかったというのが事実だ。だが、蓋を開けてみると、レギュラー組を超越するパフォーマンスで周囲の驚愕させた。
経験豊富なベテランを彷彿させる冷静さとクレバーな守備で守備陣をコントロール。今や、ニュージーランド代表のライアン・ネルセンや南アフリカ代表のアーロン・マクーナを押しのけて、ディフェンスリーダーに君臨している。
既に彼を注目しているクラブとして、チェルシー、マンチェスター・シティー、リヴァプール、トッテナムの名が挙がっているが、アーセナルも同様だ。
「彼は数試合で素晴らしいパフォーマンスを見せたが、まだ彼の獲得には動いていないよ。彼が優れたプレイヤーであることはわかっている。だが、もう少し“査定”する時間が必要だと考えている」
ヴェンゲルの口から「獲得したい」というメッセージが発せられたことはなかったが、興味を持っていることは間違いないだろう。