既にバルセロナからセスクに対する非公式での接触があったと報道がされ、セスク自身もグアルディオラが率いるクラブに身を投じることに前向きであると言われているが、アルセーヌ・ヴェンゲルは「もうこの話はいい加減にやめないか」と言わんばかりに記者の質問に対応した。

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「彼の周りで多くの話が動いていることを事実だ。だが、セスク・ファブレガスについて公式的な話し合いがもたれたことはない。もちろん、秘密裏でもだ。そもそも、我々は自クラブの選手を売るつもりがないからね」
「私は競争意識を持った選手がスペインに行きたがるとは思えない。スペインには2つの良いクラブがあるが、(インタビューを受けた時点で)彼らとその下のクラブには27もポイント差がある。そして、今週、選手達は給料が払われていないことを理由に※ストライキをするそうだ。まったくもって無秩序なリーグだと思うね」

※その後、ストライキは中止となった。

「イングランドでプレイして、ベストプレイヤーを目指している選手がスペイン行く理由が私にはわからないんだ。もし、ハイレベルな競争を求めているのであれば、イングランドに残るはずだろう。ここにはそういう競争とベストプレイヤーになろうとしている選手達が存在するからね」
「そう言えば、アーセナルに来たがっているスペイン人選手達から多くの連絡をもらうんだが、彼らのクラブが何故イングランドに選手を売りたがらないのかも理解できない点の一つだ」

セスクから、リーガ・エスパニョーラ批判へと話が飛躍した感もあるが、最後に、終了が迫る今季の国内リーグに触れて締めくくった。

「たしかに、チームの士気は低下したかもしれない。負けなくてよかった試合を落としてしまったからね。だが、我々の仕事は次のゲームのことを考え、自分達が出来る全てを出し切ってシーズンを終えることだ」
「私は、このチームは称賛を受けるべきだと思っている。彼らはほんとうによくやったからね。今シーズンのことをネガティブに考えてはいけない。どのようにして上手くシーズンを終えるかを考えるべきだ」

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