森下龍矢とともにイングランド2部リーグのブラックバーンでプレーする大橋祐紀。
8日の第15節ダービー・カウンティ戦で2試合連続ゴールを決めた。
大橋は前節ブリストル・シティ戦で頭部を負傷し、この試合では黒いバンテージを巻いて出場。
後半20分にペナルティエリア内で倒されてPKを獲得すると、それを自ら決めてみせた。
相手GKを右に飛ばせるキックを見せつつ、蹴る瞬間にコースを変え、真ん中に蹴り込んだ。ただ、チームは1-2で敗れ、連勝は3でストップ。
『Lancashire Telegraph』は、先発した大橋と森下にこのような評価を与えていた。
「大橋、7点。PKを獲得した後、真ん中に蹴り込むといういい落ち着きを見せつけた。相手を崩そうとするなかで、クレバーなボールタッチもあった」
「森下、6点。後半になると輝きを増し、何かを生み出そうとトライしたが、フィニッシュに欠けた」
ブラックバーンは消化試合が一つ少ないこともあり、現在、24チーム中19位。
ヴァレリアン・イスマエル監督は「とても腹立たしいものだった、特に前半は。こういうことは予想していなかった。これはこの若いチームが学ぶ過程だと思う」と述べていた。
加入2年目の大橋は、これで今シーズン4点目。29歳の大橋は、中央大学を経て、湘南ベルマーレでプロになったFWだ。
2023年シーズンにJ1で13ゴールとブレイクすると、翌シーズンにもサンフレッチェ広島で11ゴールを叩き出し、昨夏にブラックバーンへ移籍。1年目は公式戦10得点を叩き出し、2024年11月には28歳にして代表デビューを果たした。ただ、今年6月以降は代表から遠ざかっている。