プレミアリーグのブライトンで活躍してきた三笘薫。
昨シーズンは10ゴールと二桁得点を叩き出し、世界最高峰であるプレミアリーグにおける日本人史上最多得点記録も更新した。
ただ、28歳で迎えた今シーズンは怪我に苦しんでいる。第4節ボーンマス戦で初ゴールを決めたものの、怪我のために9月以降は離脱中。三笘は今月も日本代表に招集されなかったが、復帰には近づいている。
ただ、『Sussex Express』は、「28歳の日本代表ウィンガーは、もはやレギュラーの座が保証されているわけではない」としており、三笘はブライトンでレギュラー争いを強いられるようだ。
ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督は、三笘が戦わなければいけない状況にあるかと聞かれるとこう答えたそう。
「そうだね。選手たちに1回のトレーニングでも気を抜いてはいけないと理解させることも重要になる。
我々には多くの選手が必要だし、できる限り多くの選手を揃えたい。今はそれができていない。
人為的に競争を作り出すのは簡単ではないが、インターナショナルブレイク後に選手が戻ってきたら、大きな競争が生まれ、多くの選手がポジションを争うことになる。
それはトレーニングのインテンシティを高め、プレースタイルを向上させる。だから本当に楽しみだ。我々にとって鍵になるだろう」
三笘はパラグアイ代表ディエゴ・ゴメスとのポジション争いになる見込み。
22歳のゴメスは、今年1月にインテル・マイアミから移籍金1300万ユーロ(約23億円)で加入したアタッカー。10月10日の日本代表戦でもゴールを決めた選手だ。
ゴメスは、三笘が欠場したリーズ戦で左ウィングに入ると2ゴールを叩き出した。
ヒュルツェラー監督は「彼がゴールを決めたのは、相手のペナルティエリア内にしっかりいたからだ。全力でエリア内に攻め込んだ。ゴールを決めるには、まさにそれが鍵になる。彼はずっとそれをやってきたし、キャリアを通して様々なポジションでプレーしてきた。それは彼にとっても、私にとってもいいことだ。解決策を見つける必要がある時、様々なポジションでプレーできる選手が必要。彼はインテル・マイアミで、ウィングとしてずっとプレーしていた。代表チームでもそのポジションでプレーしているので、彼にはそれができる」とゴメスへの期待を語っている。