23歳にして日本代表の守護神に君臨する鈴木彩艶。
セリエAのパルマでも正GKとしての地位を確立しており、ビッグクラブからも熱視線が送られている。
イタリアの名門ミランも鈴木の獲得を狙っているとされるなか、8日にパルマ対ミラン戦が行われた。
『la Repubblica』も「日本人GK鈴木はミランGKマイク・メニャンの後継者として有力候補」と注目した一戦に鈴木は先発。
ただ、前半12分にアレクシ・セレメケルスにミドルシュートを叩き込まれて先制を許す。さらに、前半25分にも追加点を奪われるも、パルマはその後に反撃を開始。
後半途中に同点に追いついたパルマは、終盤に訪れたセレメケルスの決定機はなんとか阻止した。
ただ、ゴールを飛び出して対応した鈴木は、左手を痛がる様子も…。
鈴木は応急処置を受けた後に痛みに顔を歪めていたが、その後もプレーを続行。試合は2-2の引き分けとなり、パルマは貴重な勝点1を手にした。
『Tuttomercatoweb』は、セレメケルスの先制点に対する鈴木の反応について、「止められないほどの威力があるシュートには見えなかった」と指摘。そのうえで、「ルカ・モドリッチへのダブルセーブは鳥肌もの」とも評価していた。
今シーズン、レアル・マドリーからミランへ移籍したモドリッチは、40歳の大ベテランMF。
2018年にバロンドールを受賞し、2022年W杯では日本とも対戦した世界的スターだ。鈴木はそのモドリッチ相手に見事なセーブを見せていたとのこと。
日本代表は今月に今年最後の試合を戦うが、鈴木も招集されている。
(※追記:日本サッカー協会は9日に「鈴木彩艶が怪我のため不参加となりました」と発表。11月の代表戦は欠場することになった)