日本代表は、今月14日にガーナ、18日にボリビアとの親善試合を行う。サムライブルーにとって、これが今年最後の戦いになる。

そうしたなか、日本サッカー協会は、豊田スタジアムで行われるガーナ戦の試合チケットが完売したと4日に発表した。

同スタジアムで日本代表戦が行われるのは、2023年6月のエルサルバドル戦以来で、満員になる見込みだ。

そうしたなか、韓国紙『Xports News』は、この話題にこのように反応していた。

「韓国代表戦は観客席が『ガラガラ』の屈辱なのに…。日本は早くも完売確定で、ガーナ戦まで7試合連続ソールドアウト。

森保監督はワールドカップ優勝を目標に掲げ、決死の覚悟で本大会に臨む。そのため、日本サッカーファンも多くの関心を寄せている状況だ。

日本は今年開催したすべてのホームゲームが完売となり、日本サッカーファンが代表チームにどれだけ関心を持っているかを改めて実感させた。

アジア最終予選全体で見ても、昨年9月の中国との初戦で埼玉スタジアム2002に5万2398人の観客が訪れながら完売に失敗したのを除き、ホーム4試合をすべて完売させた。

これは11回連続ワールドカップ出場を果たしながらも、最近では完売どころか観客席の半分以上も埋められない韓国代表とは極めて対照的だ。

衝撃的シーンが見られたのは、10月14日にソウルワールドカップ競技場で行われた韓国対パラグアイ戦。

試合前にソン・フンミンの韓国代表最多出場記録記念イベントが行われたにもかかわらず、当日の公式観客数は2万2206人だった。

2015年10月のジャマイカ戦(2万8105人)以来、10年ぶりにソウルワールドカップ競技場で2万人台を記録することになった。

先月10日に行われたスーパースターが揃うブラジル代表との対戦でも、ソウルワールドカップ競技場に来場したのは6万3000人余りで、惜しくも完売を逃した。これは明らかに韓国代表への関心が減少しているサインだ。

昨年から続く韓国サッカー協会内の混乱、それに続くホン・ミョンボ監督選任などの余波ではないかという見方が多い。国民が韓国サッカー協会と韓国代表に完全に背を向けたということだ。

11月の代表戦も心配になる。14日に大田(テジョン)ワールドカップ競技場でボリビア、18日にソウルワールドカップ競技場でガーナと対戦。4日午後7時からボリビア戦のチケット予約が始まる。

大田ワールドカップ競技場で直近に開催された代表戦は、2023年6月のエルサルバドル戦で、当時はユルゲン・クリンスマン監督時代だった。4万席のうち3万9823人が入場し、事実上の完売を記録。

久しぶりに大田で開催される代表戦で完売を達成できるか注目される。そして、ソウルワールドカップ競技場で開催されるガーナ戦は、パラグアイ戦の興行的惨事が一過性のものだったかを測る基準になるだろう」

韓国は2024年アジアカップ敗退後にドイツ人のクリンスマン監督を解任。その後、ホン・ミョンボ監督を10年ぶりに代表指揮官に据えたが、その選考手続きなどに問題があったとして、国内で騒動になった。

日韓戦で蛮行…遺恨を残した韓国人3選手

その韓国は、日本同様に2026年ワールドカップ出場をすでに決めているが、代表戦のチケット販売は落ち込んでいるようだ。

【厳選Qoly】なでしこジャパン、ニールセン体制での「進化」のカギを握る5名の選手