先月14日に、強豪ブラジル代表を史上初めて撃破した日本代表。
近年はA代表だけでなく、年代別の代表チームなど育成年代も国際大会で成功を収めている。
先月韓国で開催されたKリーグインターナショナルユースカップ仁川2025(ユースカップ)では、ガンバ大阪ユースが大会初優勝を成し遂げた。
同大会は、韓国プロサッカー連盟と仁川広域市サッカー協会が主催・統括する世界各地のU-17チームが出場する国際大会で、今年で3回目の開催となった。
今大会ではG大阪ユースの他、大分トリニータユース、地元韓国の光州FC、水原三星、城南FC、浦項スティーラース、仁川南高校、富平高校、スペインのエスパニョール、ベルギーのヘント、ベトナムのハノイFC、アメリカのレアル・ソルトレイクなど12チームが参加した。
過去2大会はベルギーのアンデルレヒト(2023年)、エスパニョール(2024年)が優勝。G大阪は日本のクラブとして初めて同大会制覇を果たした。
今年のユースカップで6試合14得点無失点と、圧倒的な結果で優勝したG大阪ユースを率いた大塚翔平監督は現地メディアの取材に応じ、「とてもうれしいです。日本のチームとしては初優勝なので、とても意味があると思います」と喜んだ。
また、現地メディアから“日本と韓国のサッカーのレベルの差が広がっている現状”について意見を問われた大塚監督は「韓国が持つ長所も、日本が持つ長所もある」と前置きした上でこのように語った。
「最近日本サッカーが国際舞台で成果を出すのは、私たちが持っているものをピッチ上で見せようという話を、選手たちが実現しているからだと思います。自分たちの長所を見せているだけ」
同監督は続けて「相手選手に気後れせず自信を持って試合をしています。(今までは)以前から日本が持っている長所はありましたが、それを(国際舞台で)見せられませんでした。今はその長所を国際舞台で表現できる選手たちの余裕や経験が軌道に乗ってきました」と説明した。
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最後に大塚監督は「大会の環境がとても良かった。ホテルからバス、食事、芝生、競技場の環境などすべてがこの上なく良かったです。ありがとうございます。日本ではこのような国際大会の経験をするのは難しいので良い経験になりました」と感謝の意を表明し、今大会の経験を糧にする。