この夏にドイツ1部ボルシアMGからオランダのアヤックスに移籍した日本代表DF板倉滉。
1900年創設のアヤックスは、オランダ屈指の名門クラブであり、28歳の板倉を獲得するために1050万ユーロ(約18.2億円)ほどの移籍金を支払ったとされている。
ただ、今シーズンのアヤックスは低調に喘いでいる。
リーグ戦では11試合で5勝5分1敗の4位に低迷。1日のヘーレンフェーン戦も1-1の引き分けに終わった。
フル出場した板倉はこの一戦でアヤックスでの出場10試合目となったが、プレーが不安視されているようだ。
元選手で現在は解説者として活躍するハンス・クラーイは、『ESPN』でこう指摘していた。
「板倉はどうしてしまったのか。彼はフローニンゲンでもドイツでも信じられないほど素晴らしかった。
守備も空中戦も得意で、いいタックラーでもあったのにどうしたんだろうか」
板倉はフローニンゲンに所属していたことがあり、オランダでのプレーも経験済みだったが、本領が発揮されていないと憂慮しているようだ。
一方、アード・デ・モスはこう指摘していた。
「彼は日本代表では3バックでプレーしている。ボールを持つのに苦労していることが多い。ボルシアでも3バックでプレーしていた。
アヤックスでは、彼がプレーしなければならないスペースがはるかに広い。彼がパスを出さなければならない選手たちも深すぎるので、彼は届かせることができない。フットボールインテリジェンスという点で、アヤックスには感覚が欠けている」
板倉とアヤックスはまたフィットしていないと感じているようだ。ただ、昨シーズンのボルシアは、ほぼ4バックだったはず。
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78歳のデ・モスは、アヤックスでの監督経験があるほか、1999年には浦和レッズも指揮した人物だ。