この夏にフランス1部ル・アーヴルへフリー移籍した日本代表DF瀬古歩夢。
25歳の瀬古は、セレッソ大阪で育成された選手だ。186cmの長身ながら、足元の技術に長けるため、センターバックだけでなく、守備的MFとしてもプレー可能。
2022年1月にスイスのグラスホッパーに移籍すると2023年には日本代表デビューを果たした。
昨シーズン限りでグラスホッパーとの契約が満了になり、フリーエージェントを経て、ル・アーヴルへ加入。
そのル・アーヴルでは開幕戦でセンターバックとして起用されたが、それ以降は守備的MFに固定されている。
そうしたなか、ル・アーヴルは、瀬古が10月のクラブ月間MVPに選出されたと発表した。
瀬古は10月に行われたリーグ戦4試合に守備的MFとして先発出場。最初の2試合では計8失点を喫したが、最近2試合はいずれも1-0のスコアでクリーンシート(無失点試合)を達成している。
月間MVPを受賞した瀬古は英語でインタビューに応え、「ありがとう!サポーターのみなさん、いつもありがとう。僕らは最後まで頑張るよ」などと語っていた。
昨シーズンのル・アーヴルは、18チーム中15位でなんとか残留したが、34試合で71失点と守備に問題を抱えていた。
瀬古は守備的MFとして、チームに安定をもたらしたとして、現地で確かな評価を確立しつつあるようだ。