2023年6月に本拠地オフィスをJFAハウスから明治安田生命ビルに移転したJリーグ。

今年も本拠地オフィスにある昨季J1リーグ・リーグ杯のチャンピオンモニュメントは更新されたが、関係者以外は見ることができない。

昨年に引き続き、どのようなラッピングになったのかを取材したため、読者に紹介する。

J1連覇の神戸、昨年とは異なるラッピングに

Jリーグのオフィス入口に進むと、大きなスクリーンが3台並んでいた。

案内してくれたスタッフに「好きなチームなどありますか」と聞かれた後、入り口横に設置してあるタブレットを操作し始めた。

すると、3台のスクリーンの映像が“赤一色”に変わった。

今回は浦和レッズのサポーターの映像を映してくれたが、J1全20チームの仕様があるという。

昨季J1連覇を達成したヴィッセル神戸のラッピングは、リーグMVPを受賞した元日本代表FW武藤嘉紀(よしのり)を中心に、闘志を燃やし戦った選手たちの力強い表情が凝縮されている。

J1を連覇している神戸だが、昨年とは異なるラッピングとなっており、関係者しか見られないにも関わらず毎年デザインを更新するJリーグの徹底ぶりを感じる。

優勝シャーレはレプリカが展示されており、実物は毎年優勝チームがシーズン途中まで保管し、シーズン終盤の現在はJリーグが所有しているという。

来年2月から6月の間に開催される『明治安田Jリーグ百年構想リーグ』では、特別仕様の優勝シャーレ(トロフィー)が用意されるとのことで、どのようなデザインになるのか楽しみだ。