29日に行われたカラバオカップ4回戦(ラウンド16)で、クリスタル・パレスと昨季のプレミアリーグ王者リヴァプールが対戦した。

この日、日本代表のMF鎌田大地(クリスタル・パレス)、MF遠藤航(リヴァプール)ともに先発出場し、鎌田の2得点に絡む活躍などでパレスが3-0で勝利。日本人対決は鎌田に軍配が上がった。

これでパレスは8月のコミュニティ・シールド、9月のリーグ戦に続いて対リヴァプールで3戦3勝とした。

3バックの一角で先発出場した遠藤は、9月23日のカラバオ杯3回戦以来となる今季公式戦2度目の先発出場。一方の鎌田はダブルボランチで先発起用となった。

試合序盤はリヴァプールが押し込むも、徐々にアウェイのパレスがペースをつかんだ。

前半41分には鎌田が敵陣中央から浮き球の縦パスをDFダニエル・ムニョスに入れると、相手DFと交錯。だが、こぼれ球をFWイスマイラ・サールが左足で決めきり、パレスが先制した。

さらに同45分、再び鎌田がピッチ中央でパスを受けると、ダイレクトでサールに鋭い縦パスを供給。サールがFWジェレミ・ピノに落とし、サールがワンツーで抜け出してペナルティエリア内で落ち着いてGKとの一対一を決めきった。

前半で2点をリードしたパレスは後半43分にも駄目押しの3点目を決めて快勝。カラバオ杯準々決勝へ駒を進めた。

イギリスメディア『GIVEME SPORTS』は両チームの選手の評点を掲載した。

2ゴールに絡んだ鎌田には10点満点中7.5点の高評価が与えられた。

「守備は堅実で、中盤でハードワークした。彼の優れた展開力を何度も披露することに成功した」

一方で日本人対決に敗れた遠藤は5.5点と厳しい評価に。

「後方で多くボールに触れたものの、リヴァプールを前進させるような効果的なプレーはほとんど見られなかった。遠藤は他のリヴァプールの選手たちと同様に、試合のスピードについていくのにも苦労しているように見え、いくつか雑なミスも犯したが、幸いそれらが致命的な結果にはつながらなかった」

プレミアリーグで「史上最高の日本人選手」TOP5

なお、パレスは準々決勝でアーセナルと対戦する。

【Qolyインタビュー】遠藤康さんの新たな挑戦を追う。現役引退後は「自分にしかできないことをすごくやりたい」