サッカーの母国として知られるイングランドの強豪マンチェスター・シティには「ポズナン(Poznan)」というセレブレーションが存在する。
これは得点後に背を向け、サポーター同士が肩を組み飛び跳ねるパフォーマンスだ。
2010年にシティがヨーロッパリーグでレフ・ポズナニ(ポーランド)と対戦した際に、ポズナニサポーターが行っているセレブレーションをコピーしたことがきっかけで定着した。
Let’s all do the Poznan 🎶 pic.twitter.com/PSEdrzFx7x
— Manchester City (@ManCity) April 27, 2025
そしてこのセレブレーションは、熱狂的なシティサポーターとして知られるイギリスのロックバンド『Oasis』のライブ内でも頻繁に行われる。
そうした中、26日に東京ドームで実施されたオアシス再結成ツアー東京公演2日目で、素晴らしいポズナンが行われたとして話題になっている。
そんな「ポズナン」の様子について、同ライブに参加したQoly編集部員のレポートをお届けする。
リアム・ギャラガーの指示の後、楽曲『Cigarettes & Alcohol』の序盤で行われたポズナンは、筆者も背を向けていたため詳細な様子を正確に確認することはできなかったものの、東京ドームに集まった約5万人の観客全員が一体となり素晴らしい完成度で行われた。
ライブ終了後SNS上では「日本のポズナンすごかった」「見事なポズナン!」など絶賛の声が相次いでいる。
また、リアムも「日本のファンは静かって言われるけど、みんなは最高だった」「Congratulations!」と賞賛の言葉を贈った。
ライブ会場にはマンチェスター・シティのユニフォームを着用したファンも多く見られた。
1991年結成ということもあり、従来中年層から支持を集めていたOasisだが、近年は20代前半など若者のファンの増加が顕著に見られている。彼ら“若い”Oasisファンの中には、プレミアリーグを観る中でOasisと出会ったと語る者も少なくない。
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フットボールとOasisは切っても切り離せない関係で、本場イギリスでは当然その傾向が顕著にみられる。
イギリス程フットボールが盛んではない日本だが、カルチャーは変わらないようだ。