この夏にドイツ1部ボルシアMGから、ドイツ2部のカールスルーエにレンタル移籍した福田師王。
21歳の福田は、鹿児島県の神村学園高校時代から将来を嘱望されてきたアタッカーだ。3年連続で全国高校サッカー選手権大会で活躍すると、2023年にJリーグを経ずに渡独することを決断した。
名門であるボルシアでトップチームデビューを果たすと、今年1月にブンデスリーガ初ゴールを決めたものの、出場機会は少なく、プレータイムを得るために新天地を求めた。
28日にはDFBポカール(ドイツカップ戦)でカールスルーエとボルシアが対戦する。
そうしたなか、『Bild』は、ボルシアのエウゲン・ポランスキ監督が、福田をこう称賛していたと伝えた。
「彼をレンタル移籍させたのは間違いなく正しい決断だった。試合経験を積むためにね。
U-23でプレーするだけでなく、このクラブを離れることもだ。なぜなら、彼は(U-23チームでは)あまりに優秀すぎたからね」
39歳のポランスキ監督は、今年9月からボルシアの暫定監督を務めているが、それまではリザーブチーム(U-23チーム)を指揮していた。
ポランスキ監督は福田のことをボルシアのリザーブチームで36試合で起用しており、彼のことをよく知っている。福田がリザーブレベルでプレーするのはあまりにもったいないと感じていたようだ。
ただ、福田は、現時点ではカールスルーエで4試合に途中出場して67分プレーしたのみで、最近は出場機会がない。
ポランスキ監督は「当然ながら、我々は彼がカールスルーエでもっと多くの出場機会を得るだろうと思っていたけれどね」とも話していた。
福田のレンタル移籍には買い取りオプションが付随しており、今後の去就も注目される。