かつて元日本代表の初瀬亮(現ガンバ大阪)も所属したイングランドのシェフィールド・ウェンズデイ。

1867年創設の同クラブは、世界最古のサッカークラブのひとつとされている。

シェフィールド・ウェンズデイは現在、イングランド2部リーグを戦っているが、24日に「破産管理手続きに入った」との声明を発表した。

負債を抱えるクラブは、売却先を探していたものの、合意に至らず、24日付けで破産管財人が指名された。今後は管財人のもとで新たなオーナーを探す。

ホームスタジアムの平均観客数は、昨シーズンの26,000人から17,000人へ約35%ほど減少。さらに、チケット販売、売店、小売店のボイコットも収益の減少に拍車をかけているとのこと。

英2部~4部を運営するイングリッシュ・フットボール・リーグは、24日にシェフィールド・ウェンズデイが破産管理手続きに入ったとして、勝点12の剥奪を発表した。

シェフィールド・ウェンズデイは、ここまで11試合で1勝3分7敗の最下位だったが、さらに勝点12剥奪で、勝点はマイナス6となった。

『BBC』によれば、シェフィールド・ウェンズデイは長年にわたって大きな損失を計上し続けており、これまで損失を補填していたオーナーに財政支援を行う意思がなくなったという。

ただ、買収に関心を示している買い手が存在するため、管財人は交渉を進めているとのこと。

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なお、シェフィールド・ウェンズデイは、税金滞納、選手やスタッフへの5回にわたる給与未払いによって、すでに処分を受けていた。

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