ユニクロは10月12日、6歳以下の未就学児限定のミニサッカーフェスティバル「JFAユニクロサッカーキッズ」を、石川県輪島市にある日本航空高校石川の空港交流センター(体育館)にて実施した。
「JFAユニクロサッカーキッズ」は、2003年の開始以降、全国で延べ31万人を超える子どもたちにサッカー・スポーツを楽しむ機会を提供。2021年からは、元サッカー日本代表・内田篤人氏もその想いに共感し、「JFAユニクロサッカーキッズキャプテン」として参画している。
今回、能登半島地震の復興支援を目的として昨年より開催がスタートした能登会場において、2年連続となる内田氏の訪問が実現。当日は、石川県内から集まった46名の子どもたちと一緒に汗を流しながら交流を深め、サッカーを通じた被災地支援や次世代の子どもたちへのメッセージを発信し、復興に向けた継続的な想いを共有した。
さらに、今回の能登会場では、ユニクロが支援の必要な世界中の人々にヒートテックを100万点寄贈する活動「The Heart of LifeWear」の一環として、内田氏から子どもたちへのヒートテックの寄贈を実施。もうすぐ冬を迎える被災地の人々に、少しでも温もりと快適さを届けるための支援活動として行われた。
JFAユニクロサッカーキッズの最後には、内田氏が以下のように語り、今後も震災復興に向けた活動を継続していく意気込みとともにイベントを締め括った。
「地域によって、勝負にこだわる、楽しさにこだわるなど、子どもや親御さんの熱量や個性は様々だと感じている。石川の皆さんは子どもたちが必死にボールを追いかけてサッカーを楽しんでいるだけではなく、イベントのお手伝いをしてくれた高校生もとても協力的で、一緒に盛り上げてくれていたのが嬉しかった。子どもたちが帰るときには、アーチを作ってお見送りをしたりと、優しさやチームワークのある地域性を肌で感じた。温かく迎えてくれた石川の皆さんに対して、自分ができることを今後もしていきたい」
ちなみに、「The Heart of LifeWear」は、ユニクロが40周年を迎えた2024年に“What Makes Life Better?”(人々の生活をより良くするものは何か?)、そのためにユニクロは何ができるのか?という問いかけを繰り返し、LifeWearで社会全体をより良くするために立ち上げた活動だ。
ユニクロはグローバルパートナーシップを結ぶ国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)からの要請を受け、シリア国内の帰還民に50万点のヒートテックを寄贈。また50万点以上を、全世界のユニクロ事業が、災害被災者、ホームレス、貧困層、社会的に困難な状況にある子どもたちなど、必要とする人々に届ける活動も行っている。
国内でも児童養護施設や能登半島地震の被災地への支援継続を決定し、日本全国で合計10万点のヒートテックを寄贈。ユニクログローバルブランドアンバサダーや、ヒートテックを共同開発する戦略的パートナーの東レ株式会社も、2024年に続き、この活動に賛同し協力しているという。
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