栃木県は22日、栃木県グリーンスタジアムにおいて、県の自主財源の確保と施設知名度・サービスの向上に資するため募集を行っていたネーミングライツパートナーが決定したと発表した。

パートナーに決まったのは、本田技研工業株式会社(Honda)。愛称は「ホンダヒート・グリーンスタジアム」で、契約期間は2025年12月からの10年間。契約金は年額800万円になる。

宇都宮市の球技専用スタジアムとして知られる栃木県グリーンスタジアム。同じ宇都宮市内にカンセキスタジアムとちぎが誕生するまで、Jリーグの栃木SCが主にホームとして使用していたことからサッカーファンにもお馴染みのスタジアムだ。

2023年8月には宇都宮ライトレールが開業し、すぐそばに「グリーンスタジアム前停留場」ができたことで宇都宮駅からのアクセスも格段に向上している。

その栃木県グリーンスタジアムにて、2026年1月から主なホームゲーム(ホストゲーム)を開催するのが、ジャパンラグビーリーグワンの三重ホンダヒート。

Hondaのラグビー部である彼らは、2024年9月に主たる活動拠点を三重県鈴鹿市から栃木県宇都宮市へ移転することを発表し、2026-27シーズンの拠点移転を目指している。

実は栃木県グリーンスタジアムは、Hondaの研究開発拠点がある芳賀郡芳賀町に近接した清原工業団地内に立地。前述のライトレール1本でスタジアムへ行けることからチームの応援ムードを醸成しやすく、それもあっての今回のネーミングライツ取得と言えそうだ。

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なお、現在J3の栃木SCも今季、3月から4月にかけて計6試合のホームゲームを栃木県グリーンスタジアムにて開催。“準ホーム”として試合開催は続けていくとみられる。

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