GK小久保玲央ブライアン、DF谷口彰悟、DF畑大雅、MF山本理仁、MF伊藤涼太郎、MF松澤海斗、FW後藤啓介の日本人7選手が所属するベルギー1部リーグのシント=トロイデン(STVV)。
19日に行われた第11節アンデルレヒト戦は2-2の引き分けとなったが、山本と松澤がそれぞれゴールを記録した。
前半18分、23歳の山本は得意の左足で狙い澄ましたシュートを叩き込む。
そして、後半31分には24歳の松澤がファーサイドに完璧なシュートを突き刺す。
『Sporza』も「途中出場の松澤が見事な同点ゴール、圧巻だった」と讃えるほどの得点だった。
シント=トロイデンは日本人2人の得点で、格上といえる3位アンデルレヒトから勝点をつかみ取った。
この夏にV・ファーレン長崎から移籍した松澤は、これが移籍後初ゴール。
試合後には「(初得点の喜びを誰に伝えたいか)家族とか、奥さんとか色々いるんですが、一番はナグのために決めたと思っているので。ナグのおかげで決められたと思っているので、ナグに届けることができてよかったなと思います」と話していた。
ナグというのは、名倉巧のことだろう。V・ファーレン長崎に所属する27歳の名倉は、悪性腫瘍のために今年7月から長期離脱中。
松澤は元同僚である名倉にエールを送るために髪の毛を坊主にしたこともあり、初ゴールを彼に捧げていたようだ。
なお、アンデルレヒト戦では負傷中の伊藤を除く、日本人6選手が出場した(松澤だけ途中投入)。