2026年W杯予選を世界最速で突破した日本代表。

今年6月に予選を終えると、7月の東アジアE-1選手権を経て、9月にはW杯共催国であるメキシコ、アメリカと対戦し、10月にはW杯に出場するパラグアイ、ブラジルという南米勢と戦った。

そして、11月にはW杯出場が決まったばかりのガーナ、大陸間プレーオフに出場するボリビアと戦う。

ただ、11月14日に行われるガーナ戦が発表されたのは、試合まで1カ月を切った今月16日のこと。

ヨーロッパではまだW杯予選が行われており、アフリカも予選が終わったばかりで、マッチメイクが難しかったことは想像できる。

そうしたなか、日本サッカー協会の山本昌邦ナショナルチームダイレクターがテレビ東京系列の『FOOT BRAIN』に出演。日本代表のマッチメイクについてこう明かしていた。

「(まだW杯)予選をやっている国もありますし、選択肢が結構限られる…。

もうひとつは、我々が今いるFIFAランキングよりさらに上位にいるW杯で戦う(ような)相手とやるとなると、かなり選択肢が限られているんですよ。

例えば、我々が50位の時は上に49チームあるんですけど、今はFIFAランクを上げてきていて。W杯の本番を見据えて、さらなる強豪と…現場の監督以下がこういう相手とやりたいとなると、選択肢が10数チームに限られてくる。

それは嬉しい悩みで、そういうチームと常にやっていけるような環境はこれから求められると思うので。

僕というよりも、マッチメイクの担当部署には本当に大変な苦労をして交渉していただいています。感謝しかないです」

日本代表のFIFAランキングは現在19位。

それより上位なのは、スペイン、アルゼンチン、フランス、イングランド、ポルトガル、オランダ、ブラジル、ベルギー、イタリア、ドイツ、クロアチア、モロッコ、コロンビア、メキシコ、ウルグアイ、アメリカ、スイス、セネガル。

世界的強豪とのマッチメイクは難しい現状で、担当部門には頭が下がる思いだそう。FIFAランキングは11月21日に更新される予定だ。

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なお、欧州予選を一番乗りで突破したイングランドは、来年3月に日本と対戦する可能性が報じられている。

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