ローマ(セリエA)FWマティアス・スーレは、イタリア代表になるつもりはないと語った。
22歳のスーレは強豪ユヴェントス(セリエA)の下部組織で育ち、2022年にトップチーム昇格。ローン移籍などを経験しながらも、同クラブでは公式戦21試合1得点を結果を残せず。昨季よりローマに完全移籍した。
すると今季はセリエA開幕から6試合で3得点2アシストの好成績を収め、2位を走るローマのストライカーとして印象的な活躍を披露している。
鮮烈なシーズンを過ごしているスーレだが、『イル・メッサジェロ』にてイタリア代表になるつもりはあるか問われると、「もし連絡があったとしても『結構です』と言うだろう」と断言した。
「私はアルゼンチン人だ。ルチアーノ・スパレッティ(元イタリア代表監督)にもそう伝えたし、彼には感謝しているよ」
「もしかすると、私の代理人はリオネル・スカローニ(アルゼンチン代表監督)の招集リストを読んで少し怒ったかもしれない。しかし、イタリアからはその後誰も連絡をくれなかった。私の考えは、これまで通りアルゼンチン代表としてプレーすることだ」
アルゼンチンの世代別代表としてのプレー経験はあるものの、未だA代表でのデビューはしていないスーレ。
母親がイタリア人であるストライカーは、イタリア代表としてプレーする資格を保持しているが、「イタリアのような歴史ある重要なチームからの関心を誇りに思うが、考えを変えるつもりはない」と明かした。
一方で、現在自身が身を置くローマへの愛は深い。契約は2029年6月までとなっているが、「ローマで長くプレーする自分を想像している。目を閉じると、一生ここにいる姿を想像するんだ。状況は変わるかもしれないけど、それが私の願いだ」と語った。