2023年に現役生活を終え、現在は趣味のゴルフに打ち込む日々が続くギャレス・ベイル。

彼は、クリスティアーノ・ロナウドらと同僚だったレアル・マドリー所属時代には年間3400万ユーロ(約60億円)という世界トップクラスの年俸を受け取っていた。

しかしながら、その心中は穏やかではなかったようだ。

イギリス紙『Daily Mail』は15日、現役時代からベイルが投資活動を続けていたことを報じた。

ベイルは「いつも心の中で怖かったことが一つありました。プロスポーツ選手を引退した人が破産するという記事をよく読むんです。お金の管理の仕方も、いろんなことをどうしたらいいのかも知らないんです」と現役時代、多くのアスリートが巨額の年俸を受け取っているにもかかわらず、引退後に破産しているという事実を知り怯えていたという。

また「多くのアスリートは、きっと贅沢な暮らしを送っているでしょう。でも、僕はそうならないようにしています。サッカー選手を引退した後の人生がどうなるか、常に考えていました。引退したら給料がもらえなくなる。その後、人々はどうやって生活を立て直すんだ?」と語り、節約を心掛けた生活を明かした。

ベイルは投資家として、ウェールズの中心的都市であるカーディフで活動。数々のビジネスベンチャーに関わるほか、市内で複数のバーを経営しているという。

また、現3部カーディフ・シティの買収を試みる複数の投資家グループの代表を務めたほか、自動車メーカーBMWとのスポンサー契約、サッカー解説者としてのメディア出演など、引退後のベイルのビジネス活動は多岐にわたる。

こうした活動についてベイルは、常にリスク回避を念頭に置いた投資であると明かした。

「かなり早い段階から常に分散投資を心がけていました。常に、自分のお金を様々なものに投資するという柱となるアイデアを持っていました。柱が1本切り倒されて機能しなくなったとしても、建物全体が倒壊することはありません」

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現役時代はその超高額年俸やゴルフへの熱意から、ファンから度々ネタにされてきたベイル。意外と堅実な一面があったようだ。

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