2026年W杯予選を世界最速で突破し、8大会連続出場を決めた日本代表。

前回の2022年大会は、グループステージでドイツとスペインという強国を撃破したが、決勝トーナメント1回戦でクロアチアに敗れて涙をのんだ。

その大会で悔しさを味わったひとりが、南野拓実。サムライブルーの背番号10を託されたが、所属するモナコで出場機会を減らしていたこともあり、代表でも控えになると、クロアチア戦では無念のPK失敗。

今年で30歳になった南野は、日本サッカー協会が公開したTeam CamでW杯優勝への思いなどについて語った。

「(W杯優勝は)難しいことではあると思いますけど、それが低い可能性かもしれないですけど…。

始まってみて自分たちがすごくいい調子で、 選手みんなが素晴らしいパフォーマンスを発揮することができたら不可能ではないと思ってますし。それは本気でそう思ってるんで。

優勝できるかどうかもちろんわからないですけど。 僕らにできることは優勝できるって自分たち自身がまず最初に信じる、他に周りに何と言われようがそれが優勝するための一歩かなと思います。

(2026年大会に向けては)

そうですね、覚悟…。僕自身は前のW杯ですごく悔しい思いを持ったまま…それでも絶対にリベンジしたいと思って、ここまで…今やれてるのは、本当にそのW杯への思いがあったからっていうのはひとつあるので。自分がそこで何ができるのかってすごく楽しみです。

特にW杯って、すごいベテランな選手たちが…若手もそうですけど、すごく魂をかけてチームとして…。

前回のW杯だったら、(吉田)麻也くんとか、(長友)佑都くんは今回もいますけど、(川島)永嗣さんとかすごいベテランの人たちが、本当に魂を持ってチームを鼓舞したり、引っ張ってくれて。

サッカー人生をかけた戦いみたいなのは、なかなかキャリアの中でもそんな多くないというか。本気で今この試合のために自分のキャリアが削られてもいいって思えるような試合っていうのは…。

いま僕も30歳になってチームのなかで 、年配者の方になってきてるんで、なんかそういう気持ちがすごい分かるなっていうのは思いますし。チームのために全てをかけて、次のW杯を戦いたいなって思います」

W杯優勝の可能性は低いとしても、本気で信じて取り組むことが大事と感じているようだ。

そして、前回大会へリベンジしたい思いも抱いているという。

南野は、今月招集された日本代表メンバーでは39歳長友、34歳谷口彰悟、32歳伊東純也に次いで、チーム4番目の年長者になる。

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かつて身を賭してチームを牽引してくれたベテランたちのように、代表に貢献したい思いに溢れているようだ。

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