ワールドカップ最多5度の優勝を誇るサッカー王国ブラジルだが、国民の半数以上が現代表の優勝を信じていないようだ。

同国メディア『Globo Esporte』は13日、世論調査・データ分析機関『Genial Quaest』の最新調査の結果を発表。

今月2日から5日にかけて2004人を対象に「あなたはブラジル代表が6度目の優勝を達成すると思いますか」という質問をした。

調査の結果、「はい」と回答した人は28パーセント、「いいえ」と回答した人は61パーセント、「わからない」と答えた人、または無回答だった人は11パーセントだった。なんと、6割以上の回答者が現在のセレソンに対して、悲観的な考えであることが明らかになった。

同メディアによると、2023年に行われた同調査では、「約50パーセントがカタールワールドカップでのブラジル代表の優勝を信じていた」とのことで、現代表の期待度がいかに低いかを示す結果となってしまった。

今年4月にも同様の調査が行われており、そのときは「はい」と回答した人が26パーセント、「いいえ」と答えた人が68パーセントだった。

楽観的・悲観的な回答ともに誤差の範囲の変動であり、今年5月に世界的名将カルロ・アンチェロッティ氏が代表監督に就任したが、まだブラジルサポーターの信頼を得るには至っていないようだ。

なお、今回の調査は10日に行われた韓国戦(5-0◯)の前に行われたため、10月のアジア遠征で連勝して好転の兆しをつかめれば、次の調査では楽観的な回答が増える可能性もある。

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レアル・マドリーなど、欧州のビッグクラブで数々のタイトルを獲得してきたアンチェロッティ氏は、“大国再建”の重大任務が課せられている。

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