イタリアで82歳のGKランベルト・ボランガが現役復帰を果たし、同国史上最年長のサッカー選手となった。
ボランガは1961年にペルージャでプロキャリアをスタートし、フィオレンティーナ、パルマ、チェゼーナなどで活躍。特にチェゼーナでは1973年から1977年にかけて公式戦92試合に出場して、セリエAの舞台で名を馳せた。
1993年に一度現役を引退したボランガは、2009年に同国のアマチュアリーグで現役復帰。2019年に再びスパイクを脱いだ。
今年8月から、自身がアカデミー時代を過ごしたイタリア7部のUSDトレヴァーナと契約して二度目の現役復帰を果たした。
同選手は、今月行われたフォリーニョとのリーグ戦に出場。
イギリスメディア『The Sun』によると、チームは0-10で大敗し、ボランガは5失点を喫したところで途中交代となったという。
82歳のGKは「ミスが2回ありました。でも3、4回は良いセーブもできましたね」と自身のパフォーマンスを振り返った。
実はボランガは、1978年から1980年まで在籍したパルマで、現在ブラジル代表の指揮を執るカルロ・アンチェロッティ監督と1978-79シーズンにチームメイトとしてプレーした経験を持つ。
当時36歳だったボランガは、19歳だったアンチェロッティ監督を頼れるベテランとして支えた。
その後アンチェロッティ監督は、選手・監督として輝かしい功績を築き上げ、ボランガは選手として下部リーグでプレーしながら、マスターズ陸上競技などに出場するなど独自のキャリアを歩み続けた。
なおアンチェロッティ監督が率いるブラジル代表は、14日に親善試合で日本代表と対戦する。