U-20日本代表は8日、U-20ワールドカップのラウンド16でフランスと対戦し、延長戦の末0-1で敗戦。22年ぶりの準々決勝進出はならなかった。
グループステージを3戦全勝で突破した日本。ラウンド16の相手は、2勝1敗でグループ3位のフランスとなった。
船越優蔵監督は引き続き4-2-3-1のシステムを採用。GKは守護神のピサノアレックス幸冬堀尾。DFは右から梅木怜、市原吏音、喜多壱也、小杉啓太と並んだ。
中盤の底は、U20アジアカップでスタメンだった大関友翔と小倉幸成のコンビが復活。サイドは右に佐藤龍之介、左に齋藤俊輔。トップ下に石井久継が入り、1トップは神田奏真が務めた。
試合は粗削りなフランスに対して序盤から日本が猛攻。グループ最終戦のニュージーランド戦でターンオーバーをした日本は選手のコンディションが良く、3-5-2の形を採ったフランスを前から捕まえ、次々とチャンスを作り出す。
36分には石井のシュートがポスト、齋藤のシュートがクロスバーに立て続けにヒット。シュート本数は前半13:4(枠内4:0)と日本がフランスを圧倒した。
後半も日本ペースで試合は進んだが、徐々にコンディションの差がなくなり、局面での個対個が目立つ展開に。スコアレスのまま延長戦に進んだ試合は、お互いがチャンスを作り出すもなかなかゴールを割ることができなかった。
迎えた延長後半終了間際、リュカ・ミシャルがエリア内で浮かせたボールが、この試合大活躍の梅木の手に当たってしまい、レビューの結果フランスがPKを獲得。
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PK直前にGKを荒木琉偉に交代した日本だったが、ミシャルが自ら落ち着いて決め、残念ながらこれが決勝点となった。
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