現役時代にバルセロナやクロアチア代表の中盤で活躍したイヴァン・ラキティッチ氏。
バルセロナで4度のリーグ優勝や1度のUEFAチャンピオンズリーグ制覇を経験したクロアチアサッカーのレジェンドだが、イタリアメディア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、自身のキャリアにおける大きな後悔を明かした。
ラキティッチ氏はバルセロナに在籍していた2019年に、前年からユヴェントスでプレーしていたFWクリスティアーノ・ロナウドから入団の勧誘を受けたという。
「2019年にクリスティアーノ・ロナウドが私に電話をかけてきて『ユヴェントスに来てください』と言ったんだ。正直に言うと、イタリアに行きたかったです。それが私の最大の後悔です」
ラキティッチ氏がバルセロナに在籍していた期間、ロナウドはレアル・マドリーのエースとして君臨しており、エル・クラシコでは度々激しいバトルを演じてきた。
バルセロナとレアル・マドリーの熾烈なライバル関係の中でも、ポルトガルのスーパースターはラキティッチ氏の実力を高く評価していたようだ。
真剣にイタリア行きを考えたという同選手だが、移籍金の問題と、“バルセロナにいたこと”がユヴェントス移籍の障害となり実現しなかった。
「移籍金が高すぎたというのもありますが、主な理由は私がバルサにいたことです。私は幸運な人でした。バルセロナでプレーし、その後セビージャとハイドゥク・スプリトに戻りました。移籍が実現すれば魅力的だったでしょうが、とにかく私の人生は素晴らしいものになりました」と、スペインでの充実したキャリアを振り返った。
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37歳となったラキティッチ氏は、現在古巣のハイドゥク・スプリトでスポーツディレクターを務めながら、指導者を目指してスポーツマネジメントを学んでいるという。
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