2026年W杯予選を世界最速で突破し、8大会連続の本大会出場を決めた日本代表。

歴代最強の呼び声もあるなか、現在はDF陣を中心に離脱者が相次いでいることもあり、9月にはW杯開催国であるメキシコとアメリカ相手に1分1敗という結果に終わった。

そうしたなか、かつて日本代表として活躍した田中マルクス闘莉王氏が現在のサムライブルーについて語った。

日系ブラジル人を父に持つ闘莉王氏は、高校時代に日本に留学した後、サンフレッチェ広島でプロ入り。

2003年に日本へ帰化すると、日本代表として2010年W杯に出場した。

DFが本職ながら、FWでも起用されるほどのアタッキングセンスを持ち、”闘将”とも呼ばれるほど熱い選手だった。

引退後も辛口解説で知られる同氏は、DAZNの『もりちゃんずコロシアム』に出演すると、こんな発言をしていた

「僕らの世代とちょっと違って…僕らはグループ(ステージ)を突破したら、素晴らしいということだったのに、今はなんかデカい口で優勝するとか…(笑)

Jリーグもそうですけど、GKあたりがちょっとまだ日本代表のなかでは不安があるのかなと。

(23歳の鈴木彩艶はセリエAのパルマで活躍しているが)でも、正直他のポジションと比べれば、まだレベル的には下なのかなという感じはしますね」

また、闘莉王氏は、怪我による離脱者が相次いでいる日本代表のセンターバック陣にも言及した。

帰化して日本代表になった7名

サッカーはコンスタントに出場することが一番難しく、特にCBは出場を続けていかないとコンディションを整えるのが難しいほか、パートナーとの相性もあると指摘。

「板倉滉はコンスタントに出場している、冨安健洋の怪我がちょっと心配」としつつ、「僕らの場合は中澤佑二さんとずっとコンスタントに出る、なかなか怪我をしない2人だった。そうなると監督も安心する。W杯で戦うCBはある程度のコンビネーションがないと成り立ちにくい」との持論も口にしていた。

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