ベティス(ラ・リーガ)のFWアントニーが、古巣マンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ)について語った。
今夏にユナイテッドを退団し、昨季期限付き移籍で加入していたベティスに完全移籍したアントニー。
『ESPN』の取材に応じた同選手は、「私は誰かを巻き込むつもりはないし、ここで誰かの名前を挙げるつもりもない」と前置きし、ユナイテッド退団時の苦い経験を振り返った。
「敬意の欠如、無礼な扱いもあったと思う。誰も『おはようございます』『こんにちは』と言ってくれなかった」
2022年にアヤックスから約1億ユーロ(約139億円)にのぼる移籍金でユナイテッドに加入したアントニーだが、昨季途中に就任したルベン・アモリン監督の下では序列が低下した。
今季開幕前のユナイテッドに戻ってからベティスに再加入するまでの間、アントニーはアモリン監督によってチームメイトから離れてトレーニングすることを強制され、クラブのプレシーズンツアーのメンバーにすら含まれていなかった。
約3シーズンのユナイテッド在籍で公式戦96試合12得点5アシストを記録したアントニーは、同クラブでの日々について「私は責任を受け入れる人間だ」と説明した。
「ピッチ外の出来事がパフォーマンスに大きく影響したと思う。自分のポテンシャルも、自分の資質も分かっている。ワールドカップでプレーしたのも無駄ではなかったし、代表チームに復帰したのも無駄ではなかった」
今季はベティスで公式戦4試合に出場し、1得点1アシストを記録。復活した姿を披露しているアントニーは、ユナイテッドでの経験を糧にしている。
「うまくいかなかったこと、期待通りのパフォーマンスができなかったことの責任は僕にもある。でも常に物事の良い面を見るようにしているよ。今回のユナイテッドでのプロセスを通して、自分自身を見つめ直す必要があった」
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