日本代表FW上田綺世とDF渡辺剛が所属するオランダの名門フェイエノールト。
上田を温存したUEFAヨーロッパリーグのブラガ戦には敗れたものの、リーグでは開幕7試合で6勝1分と好調だ。
そのなかで、上田は6ゴールを叩き出しており、得点ランキングでトップに立っている。
先日、ロビン・ファンペルシー監督は、同胞である渡辺が加入したことが上田の好調につながっていると語っていた。
そうしたなか、かつてアヤックスなどでプレーした元デンマーク代表FWケネス・ペレスは、『Voetbalpraat』でこんな話をしていた。
「渡辺が加入したことで彼(上田)は、よりリラックスしている。日本語で話せるチームメイトができたからね。もちろん、幸せそうな姿を見るのは嬉しいことだ。
これは昔からの常套手段だ。スアレスが欲しいからロデイロも連れてくる。確かにトリックだ。
だが、渡辺は単なるトリックではない。彼は素晴らしい選手だ」
ルイス・スアレスは、2007~2011年1月までアヤックスでプレーし、その後、リヴァプールやバルセロナで活躍した世界的スター選手。アヤックスはスアレスと同じウルグアイ人であるニコラス・ロデイロを2010年1月に獲得した。
上田と渡辺のケースは、アヤックスが使ったのと同じ手法と感じているようだ。
ただ、当時のロデイロは20歳の若手だったので、即戦力として補強された28歳の渡辺とは、加入の意味合いが異なる面もある。
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