今夏、デンマークの強豪コペンハーゲンへ移籍したDF鈴木淳之介が新天地デビューを果たした。
24日に行われた同国2部リュンビーとのデンマークカップ3回戦で、3バックの一角としてフル出場した鈴木はチームの完封勝利に貢献。コペンハーゲンは4回戦進出を決めた。
コペンハーゲンは、チームの公式ホームページに鈴木のコメントを掲載。
「試合前は緊張しましたが、チームの勝利に貢献できてうれしく、誇りに思います」
続けて同選手は、「再び試合の感覚を得られたことがうれしいです。今日の試合では良いプレーができました。コンパクトに守れて、最終ラインでのコミュニケーションも驚くほど上手くいきました」と、欧州デビューを振り返った。
現在22歳の鈴木は、2021年に帝京大学可児高等学校を卒業後、翌年J1湘南ベルマーレと契約した期待のセンターバックだ。
今年6月に行われた2026FIFAワールドカップアジア3次予選に臨む日本代表に初招集され、インドネシア戦で代表デビューを果たした。
今年6月にJリーグの試合で足首を負傷し、そのままコペンハーゲンへ移籍した。
デンマークメディア『Tipsbladet』は、コペンハーゲンのジェイコブ・ニーストルップ監督のリュンビー戦後のコメントをアップ。
同監督は、デビュー戦でフル出場した鈴木について「彼の前向きな守備の強みを見ることができた」とし、「彼はフィジカルに強いストライカーに慣れる必要がある。アジアで相手にしてきた選手たちはもう少し背が低く、スピードが速かった。だが彼は順応して成長してくれると思う。ボールの扱いに関しても、賢さや予測力という点で、我々は本当に優れた選手を手に入れたと思う」と評価した。
コペンハーゲンは今季、UEFAチャンピオンズリーグにも出場しており、今後欧州ビッグクラブの選手たちと鈴木のマッチアップが期待されている。
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