日本代表の上田綺世と渡辺剛が所属するオランダの名門フェイエノールト。
UEFAチャンピオンズリーグ予選では敗退したが、リーグ戦では開幕6試合で5勝1分と好調だ。
そのなかで、上田は5ゴールを記録し、渡辺はフルタイム出場を続けている。
元選手で現在は解説者として活躍するハンス・クラーイは、フェイエノールト好調の要因は、ロビン・ファンペルシー監督の変化にあると感じているようだ。
42歳のファンペルシー監督は、オランダ代表史上最多得点記録を持つ元スター選手。ヘーレンフェーンでの指揮を経て、今年2月から古巣でもあるフェイエノールトを率いている。
ハンス・クラーイは、『ESPN』でこう指摘していた。
「秘訣はファンペルシーが徐々に普通の監督に近づきつつあることだ。ヘーレンフェーン時代にはまだ残っていたロマンチシズムを脱ぎ捨てつつある。
上田もセルクル・ブルッヘ時代のストライカーのようなプレーをし始めている。これもファンペルシーのおかげだろう。ファンペルシーは今やひどい勝ち方さえも楽しんでいるような印象を受ける」
ファンペルシー監督は、ヘーレンフェーン時代にAZに1-9で歴史的惨敗を喫したり、アマチュアチームとの対戦で試合中にGKを交代させた結果負けるなど采配が物議を醸すこともあった。
現在ではチームの勝利にこだわるスタイルに変わりつつあり、それが上田の好調にもつながっているとのこと。
かつてオランダ代表でファンペルシーとともにプレーしたDFブルーノ・マルティンス・インディ(現スパルタ・ロッテルダム)も、上記意見に同意していたそう。
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また、渡辺とアネル・アフメドジッチのフェイエノールトCB陣については、「2人は無茶なことをしない。お互いを補完し合っているし、時に前に持ち出すこともある」と評価していたとのこと。
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