日本代表で背番号10を背負ってきた堂安律。

昨シーズン、ドイツ1部フライブルクで10ゴールを叩き出した27歳のレフティは、この夏にフランクフルトへ移籍した。

そうしたなか、フライブルクのスポーツディレクターであるクレメンス・ハルテンバッハは、クラブ公式インタビューで堂安についてこう言及していた。

「(堂安のフランクフルト移籍が破談になっていたら、チーム全体の構造に問題があったか)

いや。確かに律がチームを去る方向で動いていたのは事実。とはいえ、もしあんなに重要な選手が残っていたら、他の選手のプレー時間を考慮し、例えば更なるローン移籍といった形で解決策を見出していたはずだ。

(中略)選手のクオリティを見極めること。それらは比較的明白だ。そして、選手たちが一定の期間内に成長し、我々のサッカー特有の要求、例えば集中力やオフボールでのプレーなどに対応できるかどうかが重要になる堂安律の場合も、最初の数年間はこの点に力を入れなければいけなかった。

(堂安のような成長は、獲得候補との交渉においていい材料になる)

律はまさに好例だ。しかし、彼とも白熱した議論を重ねた。

2024年5月に私のオフィスでともに、過去2年間の彼の成長を改めて振り返り、今後の計画について説明したことを今でもよく覚えている。結局は、次のステップに進むための適切な時期を見つけることが常に重要になる」

堂安は2022年にフライブルクに加入したが、好例といえるような成長を見せたとのこと。

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フランクフルトは、18日にUEFAチャンピオンズリーグのガラタサライを戦う。

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