日本企業DMMが保有するベルギー1部リーグのシント=トロイデン(STVV)。

現在はGK小久保玲央ブライアン、DF谷口彰悟、DF畑大雅、MF山本理仁、MF伊藤涼太郎、MF松澤海斗、FW後藤啓介の日本人7選手がチームに所属している。

20歳の後藤は、この夏に同じベルギー1部アンデルレヒトからのレンタルで加入した191㎝の大型ストライカーだ。

ここまで3試合で2ゴールを決める活躍を見せており、リーグ首位と好調なチームを牽引する原動力のひとつになっている。

かつてアンデルレヒトやヘンク、ヘントなどを監督として指揮したヘイン・ファンハーゼブルックは、後藤の活躍と彼を補強したSTVVを評価しているようだ。『Het Nieuwsblad』でこう指摘していたそう。

「彼はためらうことなくゴールを決める。今シーズンの活躍を続ければ、来年にはアンデルレヒトに復帰し、そこでチャンスを得ることは容易に想像できる。

(日本人選手が多い)慣れ親しんだ環境も助けになっている。ロッカールームも昨シーズンほど分裂していない」

アンデルレヒトは後藤を評価しているとされており、実際にSTVVへのレンタル移籍に買い取りオプションは含まれていない。

また、ファンハーゼブルックは、STVVにおける日本人の存在はクラブの最大の財産のひとつとも指摘していたという。

「日本は依然としてベルギーに最も適した国のひとつだ。

彼らのサッカースタイルはダイナミックでテクニカル、そして非常に意欲的。さらに、日本人選手は両足を駆使する傾向にあるため、より洗練されていることが多い。これはベルギーのサッカースタイルと完璧に合致している」

近年、ベルギーでは多くの日本人選手がプレーしており、STVVでは冨安健洋、遠藤航、鎌田大地らがブレイクを果たした。

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日本人選手の特性とベルギーリーグの相性はいいと感じているようだ。

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