ベルギー1部のシント=トロイデンVV(STVV)は25日、8月22日(金)に臨時株主総会を行い、取締役に髙田旭人氏が就任したと発表した。

1924年創立のシント=トロイデンは、2017年11月に合同会社DMM.comが経営権を取得。翌2018年に元FC東京GMの立石敬之氏が最高経営責任者(CEO)に就任し、日本人選手の欧州での“受け皿”となってきた。

今季も、GK小久保玲央ブライアン、DF谷口彰悟、DF畑大雅、MF山本理仁、MF伊藤涼太郎、MF松澤海斗、FW後藤啓介の7選手が所属している。

そんなシント=トロイデンは先日、株式会社ジャパネットホールディングスと資本業務提携およびプラチナスポンサー契約を締結。クラブ株式の一部がDMMグループからジャパネットへ譲渡されており、その流れで今回、ジャパネットホールディングス代表取締役社長の髙田旭人氏が取締役に就任することになったとみられる。

以下は髙田氏のコメント。

「私は日本で通信販売の会社を経営しており、2017年より地元長崎のプロサッカークラブ『V・ファーレン長崎』の経営にも携わってまいりました。

日本サッカーを強くしたいという想いから、海外チームへの出資を検討し始めました。

シント=トロイデンVVには3度ほど足を運びましたが、ベルギーリーグの魅力や、立石様のシント=トロイデンVVを強くしたいという情熱に深く共感しており、今回の参加に至ったことを大変嬉しく思っております。

そしてサッカーだけではなく、経営面でも貢献していきたいと考えております。私どもは日本で旅行事業を展開しており、多くの人々がシント=トロイデンVVへサッカー観戦に訪れることができる環境を整えるなど、チームがより魅力的で強くなるために尽力していきたいと思います」

髙田氏は現在、JリーグのV・ファーレン長崎でも代表を務めており、両クラブが今後どのような関係性を築いていくのか注目される。

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なお、シント=トロイデンは今季、開幕から4勝1分と絶好調でベルギーリーグ首位に立っている。

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