22日、ドイツ1部のボルシアMGは、福田師王が同2部カールスルーエにレンタル移籍すると発表した。
期間は今シーズン末までの1年間ながら、カールスルーエ側は買い取りオプションも付随しているとしている。また、背番号はボルシア時代を同じ13番に決まった。
21歳の福田は、鹿児島県の神村学園高校時代に3年連続で全国高等学校サッカー選手権大会で活躍。背番号13は、強豪である神村学園のエースナンバーでもある(14番も)。そして、2023年にJリーグのクラブを経ずにボルシアへ加入することを決断した。
福田は今年1月にブンデスリーガ初ゴールを決めたものの、ボルシアが今夏に日本代表FW町野修斗を補強したこともあり、出場機会を得るために新天地を求めることになった。
カールスルーエは1894年創設で、”闘将“と呼ばれた元ドイツ代表守護神オリヴァー・カーンらを輩出したクラブ。また、元日本代表の山田大記氏が2014~2017年までプレー。昨季はドイツ2部リーグで18チーム中8位だった。
福田は「カールスルーエでの挑戦を本当に楽しみにしています。クラブは僕を獲得するために多大な努力を払い、ここでさらに成長できるチャンスがあることを明確に示してくれました。自分のプレースタイルでチームの成功に貢献したいです」とコメント。
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一方、カールスルーエのディレクター陣は「師王はチームを前進させるインテンシティとメンタリティをもたらしてくれる!買い取りオプション付きのローン移籍であることは我々にとって重要であり、カールスルーエとの長期的な関係を築く可能性を秘めている。彼の目標は、日本代表として2026年ワールドカップに出場すること。それに向けて注目を集めるためにあらゆる努力を惜しまないというモチベーションがさらに高まっている。我々は長い間、師王に注目してきた。多くのクラブが彼に強い関心を示していたので、我がチームに加入することを決めたことは本当に喜ばしい」と期待を口にしている。
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