突如巻き起こったバルセロナの来日中止騒動。

今夏のアジアツアーをプロモートする韓国のD-DRIVE社によれば、日本のヤスダグループによる未払いがあり、バルサは「プロモーターによる重大な契約違反」としてヴィッセル神戸との親善試合参加中止を発表するに至った。

その後、ヴィッセル神戸のオーナー企業である楽天グループが解決に乗り出し、25日現在はバルセロナの選手スタッフが来日する方向で進んでいるが、その一方で、渦中のヤスダグループはいまだに沈黙を守っている。

そうしたなか、サッカー界でよく知られたもう一つの『YASUDA』が25日、「一部で混同されることがある海外サッカークラブのスポンサー企業様との関係性について」というリリースを配信している。

内容は以下の通り。

「平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

この度、一部のお客様やメディア関係者様より、弊社株式会社YASUDAが、一部で報道されている、または混同されることがある海外サッカークラブのスポンサー企業様と関連があるか否かについて、お問い合わせをいただく機会が増えております。

弊社は、1932年創業の日本のサッカー用品ブランド『YASUDA』を運営しておりますが、上記海外サッカークラブのスポンサー企業様とは、一切の資本関係、業務提携、およびその他関連性はございません。

これまでも、弊社製品をご愛用いただいている皆様、また報道関係者の皆様には、混乱を招かぬよう努めてまいりましたが、今般の状況を受け、改めて明確にご説明させていただく次第でございます。

今後とも、弊社株式会社YASUDAは、日本人の足に合う日本規格のサッカー用品を通じて、日本のサッカー文化の発展に貢献してまいりますので、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」

1932年に創業し、日韓ワールドカップを目前に控えた2002年4月に一度倒産しながら、2018年にクラウドファンディングを実施して復活した国産スパイクメーカー『YASUDA』。

“ヤスダ”と言えば古くからのサッカーファンにはこちらのほうがお馴染みだけに、今回の事態に伴い、問い合わせやおそらく抗議なども寄せられているようだ。

「一切の資本関係、業務提携、およびその他関連性はございません」とのことなので、誤解のないように注意したい。

国産スパイクの雄「YASUDA」復活から2年!今だからこそ語るYASUDAの思い

なお、YASUDA復刻から7年の今年、待望のジュニア向けサッカーシューズ「Ligaresta Jr.(リガレスタ ジュニア)」シリーズが発売されている。

【厳選Qoly】E-1連覇の日本代表、「2026年W杯メンバー入り」の可能性を示した4名の選手