ABEMAは23日、7月27日(日)より無料生中継するヴィッセル神戸30周年記念チャリティーマッチ「FRIENDLY MATCH」ヴィッセル神戸 vs FCバルセロナの解説に、元日本代表で現役Jリーガーの乾貴士(清水エスパルス)と、同じく元日本代表の槙野智章氏が出演することが決定したと発表した。

乾は、スペイン・ラ・リーガでも長く活躍した日本人選手の一人で、エイバルやベティスなどでプレー。2017年5月、ラ・リーガ最終節のバルセロナ戦で2得点を挙げ、日本人として初めてバルセロナからゴールを奪った選手としても知られている。

2018年FIFAワールドカップでは、日本代表としてベルギー戦で鮮烈なゴールを決めるなど、国際舞台でも高い評価を受けてきた乾。現在もJ1清水エスパルスに所属し、第一線でプレーを続ける37歳が、今回『ABEMA』中継で自身初となる解説に挑戦する。

一方、槙野氏はJリーグ通算400試合以上に出場し、日本代表としても38試合に出場。2018年FIFAワールドカップでは乾とともにベスト16進出に貢献した。

現役時代はヴィッセル神戸にも所属しており、クラブの空気感を知る存在の一人。引退後はタレント・解説者として多方面で活躍し、『ABEMA』の中継でも情熱的な“槙野節”と戦術分析で人気を博している。

以下は2人のコメント。

乾貴士

「自分がスペインで戦っていた頃とはメンバーもスタイルも変わっていますが、そういった“新しいバルセロナ”のサッカーを見られるのが非常に楽しみです。

特に注目しているのは、ペドリ選手とラミン・ヤマル選手です。また、ヴィッセル神戸では、宮代大聖選手に注目しています。

バルセロナ全体の印象としては、若手とベテランがうまくフィットしていて、シンプルに“うまくて、強くて、点が取れるチーム”という印象です。

試合展開は正直どうなるか分かりませんが、バルセロナの選手たちが見せてくれるサッカーのうまさ、そこが一番の見どころだと思っています。」

槙野智章氏

「バルセロナは各ポジションに若い選手たちがのびのびとプレーしながらも、それでいてしっかり強い。

そんな今のバルセロナの中で、やはり注目しているのはラミン・ヤマル選手です。まだ10代ながら、すでにスペイン代表で主力級。卓越したドリブルと創造性で“バルセロナの象徴”になりつつある存在です。

また、パウ・クバルシ選手にも注目しています。18歳にして落ち着いたビルドアップと読みの鋭さを兼ね備えた、まさに“若き守備職人”。彼らのような次世代の中心選手たちが、日本のピッチでどんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。

一方で、神戸からは佐々木大樹選手に期待しています。今季からエース番号13を背負い、今の神戸の攻撃を支えているキープレーヤーです。そして、どこからでも点が取れる得点感覚を持った宮代大聖選手にも注目しています。

この試合の見どころは、バルセロナのパスワークやドリブル攻撃に対して、神戸の堅い守備がどう対応するか。ここが最大の勝負ポイントだと思います。

そして、乾選手がどんな“乾節”を見せてくれるのか。初解説ということで僕も楽しみにしていますし、存分に期待しています(笑)」

ABEMAでは、ヴィッセル神戸vsバルセロナの生中継終了後から1年間、見逃しフルマッチ配信およびハイライト映像が無料で視聴できるとのこと。

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試合の放送日時は7月27日(日)18:30から(19:00キックオフ)。実況は野村明弘さん、進行は中川絵美里さんが務める。

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