伊東純也、中村敬斗、関根大輝が所属するスタッド・ランスは、フランス2部リーグへの降格が決まってしまった。

2026年W杯まで1年に迫るなか、日本代表トリオの去就が注目されている。

『Foot Mercato』によれば、伊東にはイタリア・セリエAから関心が寄せられているという。

「スタッド・ランスは、大きな夏の移行期に備えている。リーグドゥ降格が決定したシャンパーニュのクラブは、スポーツプロジェクトを根本から見直す必要がある。

この緊張した状況下で、移籍市場は活発化が予想される。複数のキープレーヤーが注目されており、2026年まで契約を結ぶ伊東が、最初にチームを去る可能性のある選手のひとりだ。

ランスは来年のフリー移籍を回避するためオファーを検討しつつ、選手の価値を最大化することを目指している。

この日本人ウイングはセリエAで注目を集めており、技術的な能力と汎用性によって複数のクラブの関心を引き付けている。

ボローニャが6月にランスと予備的な交渉を開始し、最初の具体的な動きを見せた。

ヨーロッパリーグ出場権を獲得したボローニャは、ダン・エンドイェのナポリ移籍が迫る中、攻撃の右サイドを強化する方針。また、キャリア終盤を迎えた(37歳)ロレンツォ・デ・シルヴェストリは将来の選択肢ではなくなっている。

右ウイングと中央のポジションの両方でプレー可能な伊東はヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督の戦術要件に完璧に合致している。しかしボローニャだけではない。

パトリック・ヴィエラ監督のジェノアは、常にダイナミックなミッドフィールダーを求めており、ステーファノ・ピオーリ監督率いるフィオレンティーナも、この日本代表選手を夏の補強リストに含めている。

全体として、伊東はイタリアで高く評価されており、リーグアンでの安定感と欧州での経験が評価されている。

しかし、当面は交渉が本格化している段階ではない。求婚者は依然として注目しているが、ランスは正式なオファーを受けていない」

かつて中田英寿や冨安健洋がプレーしたボローニャは昨季のセリエAで9位だったが、コッパ・イタリアを優勝したことで来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権を得ている。

また、同じく中田ヒデがプレーしたフィオレンティーナは6位で、UEFAカンファレンスリーグ予選プレーオフから出場。

そして、三浦知良がプレーしたジェノアは13位だったために来季は欧州コンペティションに出場しない。

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スタッド・ランスは今夏も来日ツアーを行うが、32歳になった伊東はイタリアに新天地を求めることになるのだろうか。

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