アーセナルからの電撃退団が決まった日本代表DF冨安健洋。
膝の故障で年末まで離脱が見込まれる26歳のディフェンダーは、残り1年あった契約を早期解除することを決めた。
『West Ham Zone』によれば、ウェストハムが冨安にオファーを出す可能性があるようだ。
昨季のプレミアリーグで14位だったウェストハムは、同じロンドンを本拠地とするアーセナルのライバルクラブのひとつ。
「他クラブへの移籍に同意する前に、オファーを出す可能性がある」としており、かつてウェストハムで190試合に出場したマーティン・アレン氏もこう述べたという。
「彼は速く、強く、素晴らしい姿勢を持っているようだ。しかし、負傷歴が問題だ。
昨シーズン、ウェストハムのベストプレイヤーのひとりがアーロン・ワン=ビサカだったので、彼は右サイドバックとして加入する可能性は低いだろう。
アーセナルでは左サイドバックやセンターバックとしてプレーする姿も見たことがある。非常に多才な選手だ。経験豊富で、(チームには)それが欠けていた要素なので、検討の対象となるかもしれない」
ワン=ビサカは昨夏にマンチェスター・ユナイテッドから加入した27歳の右サイドバック。
そのうえで、同紙は「過去12ヶ月で出場機会がほとんどない選手を獲得するには、確かにリスクが伴う。ウェストハムが置かれている現状を考えると、リスクを負うことは必要なのかもしれない。冨安の獲得は必ずしもサポーターを興奮させるものではないだろうが、この夏の選手の入れ替わりを活発化させることは間違いないだろう」とも伝えている。
なお、ウェストハムは、日本代表GK鈴木彩艶の獲得も狙っていると噂されている。