現在サッカーでは30代後半までトップレベルを維持する選手が多くなっている一方、ハードスケジュールの影響もあって代表チームから早期に離れることを決める選手もしばしば現れている。
今回は『Planet Football』から「代表引退を早期に決断した7名のサッカースター」をご紹介する。
ロベルト・レヴァンドフスキ
代表引退した年齢:36歳
国籍:ポーランド
バルセロナで活躍を続けているポーランド代表のロベルト・レヴァンドフスキ。多くのサッカー選手にとって36歳での代表引退はむしろ遅いくらいであるが、彼ほどの活躍をしながらの辞退は珍しいものだ。
その理由はミハウ・プロビエシュ代表監督との関係悪化にあると発表されており、レヴァンドフスキは自身のSNSで「彼が指揮を執る限り代表でのプレーを辞退する」と発表した。
ただ、2024-25シーズンのレヴァンドフスキはバルセロナで52試合に出場してキャリア最多を更新しており、その疲労が代表辞退の決断に影響を与えたことも事実であるという。
インタビューでは「時には人間としてではなく、プロとして評価されることがあるのもわかっている。ケガから復帰して2試合を戦ったが、プロビエシュには体力的にも、特に精神的にも良いコンディションじゃないと伝えた」と話しており、おそらく体調面の話から信頼関係が崩れたのだと考えられている。
リオネル・メッシ
代表引退した年齢:29歳
国籍:アルゼンチン
アルゼンチン代表の象徴であるリオネル・メッシは、何度か代表から離れることを発表したことがある。
まずは2016年。29歳のとき、6月のコパ・アメリカ・センテナリオが終わったあとで代表引退を示唆するコメントを残したものの、8月にはそれを撤回した。
そして2018年にはFIFAワールドカップでベスト16敗退に終わった後、過度な重圧を受けたことによっての体調不良から代表での活動を休止すると発表している。
さらに2022年ワールドカップ前にも「この大会を最後に代表を引退する」と発表したものの、アルゼンチンが劇的な優勝を果たしたこともあってか、結局そのままチームに残っている。
ポール・スコールズ
代表引退した年齢:29歳
国籍:イングランド
マンチェスター・ユナイテッドの伝説的なミッドフィルダーであるポール・スコールズは、29歳という若さで代表からの引退を決断した。
当時イングランドはフランク・ランパードやスティーヴン・ジェラードがおり、セントラルミッドフィルダーのポジションが渋滞しており、スコールズはサイドでのプレーを余儀なくされていたことも。
多くの人はそれが引退の理由ではないかと推測したが、スコールズはそれを否定。むしろ子どもとの時間が取れないことに悩んでおり、代表活動で長く家を離れるのが難しくなっていたと告白している。