先月幕を閉じた2024-25シーズンのプレミアリーグ。
5シーズンぶりの優勝を果たしたリヴァプールにおいて、日本代表MF遠藤航は、出場機会こそ限定的であったものの、確かな存在感を示した。
リヴァプール地元紙『Liverpool Echo』は11日、今シーズンの遠藤のパフォーマンスを特集した。
記事では遠藤を「新たなジェームズ・ミルナー」と形容し、「試合終盤に投入され、勝点3を確実にするための経験豊富なミッドフィルダー」としての役割を高く評価している。
同紙はまた、遠藤が「リヴァプールのクローザー」としてファンの間でカルト的な人気を博したことにも言及。今季のリーグ戦において遠藤の出場は主に70分以降が多く、「限られた時間で試合を締める選手」として定着したと述べている。
少ない出場時間の中でも印象的なプレーを見せた遠藤だが、同メディアは来シーズンのチームにおける立場は今季より厳しくなるとの見方を示した。
クラブが新たなミッドフィルダーの補強を目指していることから、「遠藤がリヴァプールで出場機会を得るのは、これまで以上に困難になるかもしれない」と指摘。
一方で、「どんなに短い出場時間でも、自分の役割を全うする準備が常にできていることを証明している」と、これまでの遠藤の貢献に対しては確かな評価を与えている。
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ワールドカップイヤーになる来シーズン。日本代表の主将を務める遠藤がリヴァプールでどのような役割を担うのか注目だ。