現地31日に欧州最強クラブを決めるUEFAチャンピオンズリーグ決勝が行われ、PSGがインテルを5-0で下して、初優勝を飾った。
PSGのフランス代表FWウスマヌ・デンベレは「初のチャンピオンズリーグ優勝は格別なこと。パリでも格別なはず。でも、何も壊さずに祝おう」と呼び掛けていたが、彼の願いは叶わなかった。
『BBC』などによれば、フランスではPSG優勝後に一部サポーターと警察が衝突する事態になり、2人が死亡し、パリで逮捕された491人を含む計559人が逮捕されたという。
群衆がパリのシャンゼリゼ通りに集結し、車両が放火されるなど暴動も発生。警官や消防隊にも負傷者が出ており、誤射された花火が目を直撃した警察官ひとりが人工的昏睡状態に置かれているとも。
パリではスクーターに乗った23歳男性が車に轢かれて死亡。ダクスでは17歳少年が胸を刺されて死亡したという。
PSGは「シーズンを通して模範的な行動を示してきたサポーターの大多数を代表するものでは全くない」としつつ、暴力行為を強く非難。また、エマニュエル・マクロン大統領や内務大臣も非難の声明を出している。