17日、スコットランド1部セルティックはリーグ最終節、ホームでセント・ミレンを迎え、1-1で引き分けた。

試合後、すでに優勝を決めていたセルティックは、ホームスタジアムでトロフィー授与式を行い、祝福ムードに包まれた。

しかし、試合後の祝賀ムードはスタジアムの外で一変する。

英紙『The Sun』によれば、試合後、多くのセルティックサポーターが市内中心部に集結。事前の警告にもかかわらず、約2万5000人に及ぶ人数が参加した非公式な優勝パーティが始まったという。

ファンたちは街灯によじ登り、発煙筒や花火を使用して祝賀ムードを盛り上げるなど、過熱したストリートパーティを展開。旗や横断幕を掲げ、チャントが鳴り響く中、酒が振る舞われ、多くの参加者がチームの優勝を祝っていた。

当初、騒々しいながらも大きなトラブルは見られず、警察も未成年の飲酒対策を講じつつ、現場の秩序維持にあたっていたそう。しかし、日が暮れるにつれて雰囲気は一変。参加者同士の乱闘が複数発生し、SNS上には暴力的な映像が投稿され始めた。

ある映像では、ファン同士の殴り合いの様子が映し出され、別の動画では若者のグループが蹴り合いの喧嘩を始め、瓶が割れる音や女性の悲鳴が響くなど、混乱が広がる様子が確認できた。

また、頭から出血した男性が警察と救急隊員に付き添われて搬送される様子も目撃された。

午後7時30分頃には警察が一帯から人々を立ち退かせ、パーティは終了。イベント後、通りには割れた瓶や空き缶などのゴミが散乱しており、警察は清掃作業に着手したという。

死傷者多数…スタジアムで発生した5つの悲劇

熱狂的なことで知られるセルティックサポーターだが、今回の出来事は度を超えたものになってしまったようだ。

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