15日にパラグアイで行われたFIFAの総会には、日本サッカー協会の宮本恒靖会長らが参加した。
ただ、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長が2時間以上遅刻したために、UEFA会長らが抗議のために途中退席する事態になった。
インファンティーノFIFA会長はアメリカのドナルド・トランプ大統領とともに中東を訪問した後にパラグアイ入りしたため、総会の開始時間午前10時半から2時間17分遅れで到着することに。
『BBC』などによれば、UEFAのアレクサンダー・チェフェリン会長ら欧州代表団は、遅刻は無礼だとみなして、途中退席したという。UEFAはこのような声明を出した。
「FIFA総会の日程が直前に変更されたことは大変遺憾。主催者であるパラグアイサッカー協会とパートナー団体である南米サッカー連盟は、これほど多くの代表団を受け入れるために多大な努力を払っており、その温かいおもてなしには感謝する。
しかしながら、単なる私的な政治的利益に基づくと思われる直前の日程変更は、サッカー界に悪影響を及ぼし、その利益を二の次にしているように思われる」
アメリカは2026年W杯の共催国のひとつであり、インファンティーノ会長はトランプ大統領と緊密な関係を維持してきた。
今回はともにカタールとサウジアラビアを訪問し、両国の指導者らと会談を行った(カタールは2022年W杯開催国、サウジアラビアは2034年W杯開催国)。
インファンティーノ会長はちこくを謝罪したものの、その後は総会は通常通り行われたとのこと。