昨シーズン限りで現役を引退した元日本代表FW柿谷曜一朗。

ジーニアスとの異名で呼ばれた天才的なスター選手だったが、NHK徳島放送局の『あわとく』でこれまで明かしていなかったある告白をした。

「(放送で)これは使ってもらっていいと思いますけど、(鬱に)なりました。これは出してないです。病院にも行きました」

セレッソ大阪でプレーしていた7年前のシーズン中に鬱病の症状が出始めたそうで、寝ることもままならず、プレーどうこうの状態ではなかったそう。

また、「誰かをずっとおんぶしているというか、家にいる時以外は、息もしにくく、何かが乗ってるみたいな、そういう気持ちなんですよ。練習場に向かうと、どんどん息がしにくくなる。サッカーのことを考えると、息ができないって言ったら分かりやすいですかね…」とも吐露していた。

人知れずどん底の状態で苦しんでいたことを初めて明かしたのだ。

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この告白には「夫婦して涙溜めながら繰り返し観ました。曜一朗が悩み苦しんでいた時期に、私たちはどないにサポートできてたん?何か違うなと感じながら実際何もアプローチできなかったと振り返り、ほんま悔しくて申し訳ない」などとのコメントが寄せられており、柿谷は「そうやって応援してくれる人がいるだけでサッカーやっててよかったと思えます。見て頂いてありがとうございます!」と返信していた。

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