フランス・リーグアンのレンヌでスポーツディレクターを務めていたフレデリック・マッサーラ氏が、今シーズン限りで解任されることが決まった。
マッサーラ氏は1968年生まれの56歳。イタリア出身で、現役時代はトリノのアカデミーで育ち、パヴィアやペスカーラでプレーしたストライカーだった。
2003年に現役を引退してから指導者となり、2008年からはヴァルテル・サバティーニ氏のアシスタントとしてディレクター業をスタートさせている。
その後ローマ、インテル、江蘇蘇寧、ミランを経て2024年夏からレンヌのスポーツディレクターに就任していた。
今季レンヌは開幕から成績不振が続き、シーズン途中の11月にホルヘ・サンパオリ監督を招聘したもののクラブの状況は改善されず。
冬のマーケットではセルティックから古橋亨梧を1000万ポンド(およそ18.4億円)で獲得したものの、その3日後にサンパオリ監督が解任されるなど混乱は止まることがなかった。
幸いにしてその後ハビブ・ベイ新監督の下で状態は改善され、1部の残留は果たしたものの、チーム主導で獲得された古橋は戦力外の扱いとなり、6試合でノーゴールという成績となった。
マッサーラ氏が解任されたことにより、おそらく古橋は今夏のマーケットでレンヌを離れることになるのではないかと予想されている。
なお、レンヌのスポーツディレクターにはロイク・デジレ氏が来季から就任することが決定しているという。
デジレ氏は2016年からストラスブールでスカウトチーフを務め、川島永嗣や鈴木唯人の獲得にも関わった人物として知られている。