先日行われたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ファイナルズにおいて、決勝で川崎フロンターレを破り初のアジア制覇を達成したアル・アハリ。
その会長であるハリド・アル・ガムディ氏が、元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノとの間で金銭的な問題について合意に達したことを発表。今季終了後にチームを離れる準備が進められていることを明らかにした。
『365Scores.com』が12日に伝えたもので、この発言はテレビ番組「アクション・マア・ワリード」出演中に行われ、ガムディ氏は「すべての財政的な詳細について合意がなされた後、フィルミーノは正式にクラブを離れることになる」と述べたとのこと。
現在33歳のフィルミーノは、2015年に加入したリヴァプールでモハメド・サラー、サディオ・マネとアタッキングトリオを結成。ユルゲン・クロップ監督のもと2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ優勝や2019-20シーズンのプレミアリーグ制覇などを多くのタイトルを獲得した。
2023年夏にアル・アハリへ完全移籍し3年契約を締結。川崎戦でも先発するなど初のアジア制覇に貢献していたが、サウジリーグの登録メンバーからは外れており、今回、クラブ側はフィルミーノとの契約解除を決断。双方は今夏の移籍期間中に契約関係を終了することで合意したという。
なお、ガムディ会長は、ブラジル人DFロジェール・イバニェスについては今後もチームに残留することを強調。「クラブはスター選手の放出を検討していない」と明言している。