J1湘南ベルマーレは、リーグ戦第16節のアウェイ東京ヴェルディ戦に2-0で勝利した。
母の日に開催されたこの試合では、湘南FW福田翔生と、東京ヴェルディMF福田湧矢の兄弟対決が実現。前半42分にはピッチ中央でボールを受けた兄・湧矢に、弟・翔生が激しくボールを奪いに行ってファウルで食い止めるなど火花を散らした。
湘南はクラブの公式サイトで弟・翔生の兄・湧矢にへのコメントを掲載した。
(兄の福田湧矢選手と試合をやってどんな感慨があったか?)
「そうですね……ちょっとアップ中、泣きそうになっちゃって。これまで自分がどんなに苦しいときでも大丈夫だと兄ちゃんが支えてくれた。その支えがなかったらいまこうやって僕はJ1の舞台に立っていないと思うし、サッカーはもちろんいろんな面で兄ちゃんの背中を見てやってきたので、うれしいですし。兄ちゃんも怪我とかいろんな苦しい想いをしているなかで、いまこうやってピッチに立っていることのすごさ、あれだけ挫折を多く繰り返しているなかで調子も取り戻していますし、そういう想いが入り混じって、という感じです」
(試合後どんな話をしたか?)
「いろんな話をしましたけど、やっと戦えたな、みたいな感じです」
(支えてくれたとは具体的には?)
「僕はプロに入ってから苦しい想いばかりで、そのときに兄ちゃんはJ1で活躍していて、その姿を毎試合DAZNで見て、俺もやってやろうと思いました。挫折の連続で折れそうになっているときに、『おまえは大丈夫だ』『絶対J1でやれるから』と兄ちゃんが助けてくれて、僕もやってやろうと思いましたし、ありがたいです」
兄弟で支え合った秘話を明かした弟・翔生。アップ中には泣きそうになってしまっていたことを明かした。
湘南は次節、17日午後3時からホームのレモンガススタジアム平塚にJ1横浜FCを迎える。