21日に亡くなったローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(法王)。
88歳で死去した教皇は、アルゼンチンのブエノスアイレス出身で、国内の強豪サッカーチームであるサンロレンソの熱烈なファンとしても知られた。
教皇はサンロレンソのクラブメンバーでもあり、会員番号88235との奇遇な一致も話題になっている(アルゼンチン時間午前2時35分に88歳で死去)。
そうしたなか、サンロレンソのマルセロ・モレッティ会長がスキャンダルに揺れている。ユース選手の入団をめぐって賄賂を受け取っていたとされる様子が隠しカメラで撮影されていたのだ。
『Channel 9』が公開した映像では、モレッティ会長が、息子をサンロレンソのユースチームに入団させたがっている母親から2度にわたって、計2.5万ドル(355万円)を受け取ったとされている(撮影されたのは2024年)。
サポーターグループからは「今すぐやめろ!」と辞任を求める声が上がっているが、『 TyC Sports』によれば、モレッティ会長は「あれは寄付だった。賄賂ではない」と反論したという。
「間違いなく私を陥れようとする者がいる。昨日の画像に写っている金は、クラブの金庫に預けられたもので、私が個人的に保管していた金ではない。
私は長年、このクラブに投資してきた人間だ。何年も前に融資したが、回収もしていない。
いかなる金額でもクラブを傷つけることは絶対にない。なぜなら、私にとってこのクラブは人生だからだ。家族全員がサン・ロレンソ出身だ」
モレッティ会長は贈収賄容疑で告発されたが、罠に嵌められたと感じているようだ。
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相手の女性はメディア企業のオーナーで、クラブとの事業契約についての席で、息子の話になったとしている。