かつてレアル・マドリーやリヴァプールでプレーした元スペイン代表FWフェルナンド・モリエンテス。
2015年に引退した彼は2017年に来日したこともある。49歳になった現在は解説者として活動しているが、死の恐怖に襲われる事態になったとか。
『COPE』によれば、過度の飛行機移動が原因で肺塞栓症(エコノミークラス症候群)を発症したという。
「みんなにこのことを知ってほしい。もし自分が知っていたら、違っていたはず。とても怖かった。
何度も移動した後、体調が悪くなった。ウエルバからマドリードに戻る途中、胸がひどく痛んだ。胸骨の下に突き刺すような痛みを感じた。
胃の不調かと思い、病院に行くのをためらった。夜、異変を感じたので医者に行った。
すると、心臓酵素(心筋細胞が損傷すると血中に漏れ出す酵素)の数値が非常に高いことが分かり、医者は心配した。
心臓の異常を調べ始めたが、全く何もなかった。胸膜に水が溜まっていたので、肺の問題かもしれないと思ったが、実際は肺塞栓症だった。
飛行機や駐車中の車内で長い時間を過ごした後、膝の裏に血栓ができていた。(血液を固まりにくくする薬)ヘパリンで解決した。空中で血液が濃くなり、血栓が肺に飛んでしまった。それで苦しんだ」
エコノミークラス症候群は、2002年に当時日本代表だった高原直泰氏が発症したことでも知られる。
モリエンテスは5日間入院することになったそうで、「ひどい恐怖だった」とも吐露していたそう。